赤旗「水曜随想」 幾千幾万の願いと期待/衆院議員 田村貴昭

随想 ありゃ、言い損なった。ここは反論しないと…。国会質問を終えて速記録を読み返すと、反省しきり。こういう時は恥ずかしくて動画は見られない。人に見てくださいと言っているくせに。一方、主張を政府に認めさせた時などは、心の中でよしっ!とガッツポーズ。国会にきて丸8年。質問はいまだ修業中。まだまだ精進が足らない。
 
 臨時国会では本会議と六つの委員会で11回の質問。予算委員会の基本的質疑にも立った。「テレビが入るときは、絶対に失敗しない。負けないこと」。以前、小池晃書記局長から聞いた言葉を思いだす。プレッシャーを闘志に43分、無我夢中の論戦を終えると、予想を上回る反響で、たくさんの感想が寄せられた。28日 予算委員会の動画はコチラ
 
 「地道な質疑が良い。基本給引き上げ。今のままでは全然足りない。対する当事者意識の欠落した政府答弁。冷たい」「日本共産党は好きじゃないんだが…田村貴昭氏が、インボイスが漫画家等のクリエーターに与える影響について突っ込んでくれているのはとても応援したくなる」「ビシッと言ってくれた。共産党の質問は光っている」等々。
 
 ネット上のカクサンにも驚いた。私の質問を、字幕や関連映像を入れて動画編集してくれる方が次々に。ジャーナリストの工藤剛史さんがツイッターで紹介してくれた動画は、27万回の視聴に。
 
 この場を借りてお礼を申します。みなさん、本当にありがとうございます。
 
 自分もできるだけSNSで発信しよう。そしたら、選挙ドットコムの「国会議員のTwitterランキング」にランクインとの知らせ。いやはや、どうしよう。サボるわけにはいかなくなってしまった。
 
 「病室で国会中継を見ました。『そうだ』とテレビに向かって思わず言っていました。元気が湧いてきました」との感想も。こちらこそ元気をいただきました。
 
 一つの質問の向こうには、幾千、幾万の方々の願いと期待がある。論戦をシビアに振り返り、年明けの通常国会に向けて、パワーアップしなければ。(しんぶん赤旗 2022年12月14日)