2016年新年の抱負 (福岡民報に寄稿)

2016年、新しい年がスタートしました。今年もよろしくお願いします。

 

国会に送っていただいて丸一年。金曜ないし土曜に九州にもどり、月曜ないし火曜日に上京――めまぐるしい日々でありましたが、ようやくこの生活にも慣れてきました。が、息つく間もなく通常国会が始まり、いまその準備に追われています。

 

言うまでもなく今度の国会は、反立憲主義・独裁の安倍政権を終わらせるためのたたかいになります。憲法違反の戦争法が強行されましたが、立憲主義を守れとの世論と国民運動は大きく広がっています。日本共産党が呼びかける戦争法廃止の国民連合政府構想は、その運動を励まし、牽引しています。

 

「民主主義ってなんだ?」「これだ!」――シールズをはじめ、全国の若者が叫びました。歴史に残るコールに敬意を表し、私はこれを発展させたい。即ち、国民連合政府を樹立させ、戦争法を廃止させたあかつきに、国会で叫ぶのです。

 

「立憲主義って何だ?」「これだ!」。

 

ミドルズも大志を抱いてがんばる決意です。そのためには参院選で大躍進をとげなければなりません。いせだ良子さん、しばた雅子さんを必ず国会へ迎える。自・公に変わる議席を全国で獲得する。野党との団結、国民との共同を広げ、全力でたたかいます。

 

議員会館の窓から見える高層ビル群。夜中になってもその灯りが消えることはありません。過労死寸前の長時間労働、サービス残業が頭をよぎり、安倍内閣が提唱する「一億総活躍社会」が「身を粉にして働け」に聞こえます。

 

連続3ヶ月勤務。タイムカードなし、会社には休みをとった形にして報告――北九州地区労連に寄せられた労働相談に、あ然としました。もの言えば、左遷、解雇・・・この瞬間にも、全国でどれだけ多くの労働者が悩んでいることか。

 

「アベノミクスで景気回復の実感なし」。地方に行けば行くほどその声を強く聞きます。先日、TPP調査で宮崎県の酪農・畜産農家と懇談をしましたが、「将来が全く見えず不安」と口々におっしゃっていました。

 

こうした問題を国会質問でただしてゆきます。私は衆議院の総務委員会と地方創生特別委員会に所属していますが、所属にとらわれないで、多くのテーマを取り上げてきました。水俣病完全救済、JR九州の完全民営化問題、有明海再生と諫早湾開門はその一例です。今年は、格差と貧困、ムダな公共事業、ブラック企業、農業、教育、原発、軍事問題など、新しい分野での質問にも果敢に挑戦したいです。

 

抱負はまたまだたくさんあります。

・適度に運動し、体型を維持し、健康第一に過ごす。

・たまには、芸術、文化に親しむ。

・捨てられない、片付けられない症候群からの脱出【必須】

・親孝行、家族サービスも

 

一年前に今日の状況を予測できませんでした。一年後にどうなっているかもわかりません。政治の反動化もそれを許さぬ民主主義の台頭もすごい勢いです。立憲主義回復、国民の声がとおる政権をめざして、やり甲斐のある1年です。ともにがんばりましょう。

 

政治変革の語り部として、実践者として、私も大きく飛躍します。ご支援をよろしくお願いします。

 

(福岡民報 2015年1月)