水曜随想 「共闘いっそうホットに」 衆議院議員 田村貴昭

福岡6区補選 新井候補の事務所を訪れ、懇談する田村衆院議員

新井ふみ子候補の事務所を表敬訪問し、選対スタッフと懇談する田村衆院議員

 暑くもなく、寒くもなく、気持ちのいい月曜日の朝であった。加えて、新潟知事選挙で原発再稼働に反対の米山隆一さんが勝利。福岡・宗像市議選も3候補全員当選。門司駅前(北九州市)での朝宣伝に集まった仲間たちもー様に「よかったねぇ」。マイクは軽く、気持ちのいい訴えとなった。
 
 新潟で共産党がいかにがんばったか、応援に行った同僚議員から聞く。「次期衆院選へ共闘加速」。産経新聞の見出しだって躍っている。民進党が自主投票だったことから、「共産存在感 民進ちぐはぐ」とまで。実際は、民選党代表も国会議員も応援に入ったのだが、誠実に共闘を呼びかけて、支援に全力を尽くす共産党の存在感は誰の目にも大きかった。
 
 ところ変わって福岡6区衆院補選。立候補を辞退した共産党の小林とき子さんが、新井ふみ子候補のポスターを手にして全力支援。その姿がテレビニュースで放映された。自(おの)ずと共闘は発展する。19日には野党そろい踏みの演説会開催となり、志位委員長が駆けつける。
 
 私も参加した党の演説会では、民進党の国会議員がかけつけ野党共闘を強調。新井さんの事務所を訪問したら「共産党さんのおとなの対応に感謝しています」。共闘の進化が確認できた。うん、安倍政権打倒にはこの道しかない。
 
 エアコンいらずの快適な気候はあっという間に過ぎてゆく。寒くて厳しい季節の到来だ。しかし、野党共闘にもはや冷え込みはない。いや決して冷え込ませてはならない。市民と一緒にすすめるさわやかな共闘、気持ちのいい訴えは、息が白くなっても続いていく。いっそうホットに。(しんぶん赤旗 2016年10月19日)