水曜随想 笑顔・希望をくらしに

 本稿執筆の4月30日は51回目の誕生日と重なった。今やお祝いの伝達はインターネットに移り、フェイスブックでは北は北海道から、南は沖縄まで「おめでとう」とともにたくさんの激励が寄せられた。演説会や集いでは「田村さんを今度こそ国会へ」「あんな人でも防衛大臣務まるのだから、あなただったらすぐやれる」(笑)など、過分な評価もいただいた。本当にありがたいことである。

 一方、おめでたくもありがたくもないのが、国民の暮らしと民主党政権である。公約違反に加え、みんなの嫌がることをやろうとする。原発再稼働に反対の世論は、賛成の2倍に及び、消費税増税に反対は6割に達している。

 連日の口上――お金はあるところにあります。日産のカルロス・ゴーン社長の年報酬は9億円、時給46万円――と紹介すると、どよめきが起こり、トヨタ社長の所得税と社会保険料の負担率は社員の半分であることを知れば、「金持ち優遇やめよ」の声が上がる。

 ――富裕層に応分の負担を。大企業に社会的責任を――には「当然だと思います」と、九州各地の商工会議所や商工会からも共感の声が上がっている。

 暮らしに笑顔と希望を取り戻そう。明けて5月1日はメーデー。「賃上げと雇用の安定こそが景気回復と社会保障の財源確保への道です」。北九州会場の参加者に力を込めて訴えた。

 「給料上がって万歳」「正社員昇格おめでとう」を一日も早く。そして「共産党の伸びたおかげ。ありがとう」と言われる日をめざして。たたかいは続く。

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新九沖豆知識⑤
JR九州の駅間隔で最も短いのは?
①小倉ー西小倉
②長崎ー浦上
③水前寺ー新水前寺
詳しくはブログ「八県百感」をご覧ください
http://tamura.air-nifty.com/1961/2012/05/post-1e26.html

(しんぶん赤旗 2012年5月2日)