熊本豪雨二次災害懸念広がる 石綿屋根材を多数確認 「市は至急撤去を」 田村衆院議員・まじま氏ら

アスベストを含んだ屋根材を確認する(左から)田村、まじまの両氏ら=22日、熊本県人吉市 熊本県南部地域を中心にした豪雨災害では、危険物の漂着などによる二次災害への懸念も広がっています。日本共産党の田村貴昭衆院議員、まじま省三前衆院議員らが7月22日に取り組んだ調査で明らかになりました。
 
 球磨川の氾濫で床上浸水した人吉市の男性(70)の家屋に漂着したがれきにはアスベストを含む屋根材が含まれていました。
 
 田村氏は、ブルーシートで覆ってアスベストの飛散を防ぎ、近くでの作業時にはマスクを着用するなど健康被害に十分注意するようアドバイス。「これまでの災害でも古い建築物にはアスベストを使用したものが多数確認されています。行政による確認調査と住民への周知徹底、早急な撤去作業が必要だ」と話しました。
 
 アスベストの取り扱いは有資格者の管理が必要なため、調査に同行した本村令斗市議が市に連絡し、撤去などの対策を至急行うよう要請しました。(しんぶん赤旗 2020年7月25日)