大分・天ケ瀬温泉の豪雨被害 共産党が国に河川復旧要請

大分豪雨災害で九地整要請 (6) 日本共産党大分県委員会と県議団、日田市議団は8月24日、7月豪雨災害で被害の大きかった天ケ瀬温泉の旅館経営者らと国土交通省九州地方整備局(福岡市)を訪ね、住民の生活と生業(なりわい)の再建に欠かせない河川、堤防の一日も早い復旧・整備を国に要請しました。
 
 堤栄三、猿渡久子の両県議、日隈知重、大谷敏彰の両市議と山下かい衆院大分1区予定候補が参加。田村貴昭衆院議員、まじま省三前衆院議員・衆院九州沖縄ブロック比例予定候補、仁比聡平前参院議員が同行しました。
 
 玖珠(くす)川河床にある多数の泉源が土砂に埋まり、今も旅館・ホテルのほとんどが再開できないでいる天ケ瀬温泉から、阿部信明旅館組合長らが参加して被災地の声を届けました。
 
 阿部組合長は「今は生業のめどさえ立たない宙ぶらりんの状況だ。一日も早い河川復旧を」と訴え。日隈市議は「市と住民とで泉源の確保・保全と防災・減災をめざして、河川を拡幅するなど抜本的な復旧をめざす話し合いが始まった。ぜひ国が支援してほしい」と要請しました。
 
 整備局担当者が「玖珠川を管理する県の要請があれば支援してゆく」と答えたのに対して、田村氏は「県の要請を待つのでなく地元の声をしっかりと受け止め、国としてのイニシアチブを発揮した最大限の支援を」と改めて強く求めました。(しんぶん赤旗 2020年8月25日)