種苗法改定 必ず阻止 全国食健連が集会・座り込み

全国食健連=12日 「国民の食糧と健康を守る運動全国連絡会」(全国食健連)は11月12日、同日衆院農林水産委員会で審議が行われた種苗法改定案の廃案を求める集会と座り込み行動を衆院第2議員会館前で行いました。都内だけではなく徳島など地方からも含め約100人が参加しました。
 
 政府・与党は17日にも委員会採決を狙っています。
 
 主催者あいさつした農民運動全国連合会(農民連)の笹渡義夫会長は、自家増殖の禁止や許諾料の負担について生産現場から不安の声があがっており「政府・与党による拙速な審議は許されない」と批判。「今やるべきはコロナ対策だ。法案の問題点を広げ必ず廃案に追い込もう」と呼びかけました。
 
 日本の種子(たね)を守る会の福間莞爾さんは「自家増殖は農民の基本的権利です」と強調しました。
 
 日本共産党の紙智子参院議員、田村貴昭衆院議員が連帯あいさつ。紙氏は各地の議会で慎重審議か反対の意見書が採択されていることを紹介し「断固として廃案に」、田村氏は「農水省が品種登録しなかったことによる流出の責任を農家に押し付けるのはお門違いだ。徹底審議のうえみなさんとともに廃案に追い込む」と表明しました。

 

 全国食健連は、17日にも廃案を求めて国会議員会館前での集会と座り込みを行います。(しんぶん赤旗 2020年11月13日)