種苗法改定 徹底審議を 種子守る会、食健連ら座り込み 国会前行動

127878860_2881084081994561_4064059360285097839_n (2) 参院農林水産委員会で種苗法改定案の審議と参考人質疑が行われた11月26日、改定案の拙速な採決をやめ徹底審議を求める座り込み行動が参院議員会館前で行われました。呼びかけたのは、日本の種子(たね)を守る会、「国民の食糧と健康を守る運動全国連絡会」(全国食健連)、農民運動全国連合会(農民連)です。
 
 元農水相の山田正彦さんは「これまで自由だった登録品種の自家増殖を禁止するものだ。各地を回り農家の声を聞いて、じっくり審議するべきなのに、拙速に進めようとしている」と批判しました。
 
 全国食健連の砂山太一・全農協労連委員長は、廃案を求める署名が次々と寄せられていると報告。改定案は農家の権利を奪い、家族農業を切り捨てるものだと述べました。
 
 日本共産党の紙智子参院議員、田村貴昭衆院議員が国会情勢を報告しました田村議員の挨拶動画はコチラ。紙氏は、今回の改定が育成者の権利と農家の権利のバランスをとってきた同法の趣旨を変えてしまうと指摘。12月1日にも採決が狙われており、「国民の声に応え、十分な審議を行うよう求めていく」と語りました。(しんぶん赤旗 2020年11月27日)