北九州市議選 10人全員勝利で政権交代へ歴史を変える選挙に 小池書記局長が街頭演説

 しんぶん赤旗電子版 2020年12月7日の紙面” width=”400″ height=”254″ /> 日本共産党の小池晃書記局長は12月6日、北九州市の門司、小倉、黒崎の各駅前で街頭演説し、「2021年には政権交代を実現しよう。『北九州市議選から歴史が変わった』といえるように、10人全員の勝利を勝ち取ろう」と訴えました。田村貴昭衆院議員(衆院九州・沖縄比例予定候補)、まじま省三前衆院議員(同、福岡9区重複)も訴えました。
 
Screenshot_2020-12-07 しんぶん赤旗電子版 2020年12月7日の紙面
 
 来年1月22日告示(31日投票)で北九州市議選が行われます。門司駅前では、高橋都(67)=現、小倉駅前では、出口しげのぶ(60)=現、大石まさのぶ(62)=前、うど浩一郎(47)=新、藤沢かよ(71)=現、黒崎駅前では、山内りょうせい(55)=現、藤元さとみ(51)=現、永井ゆう(30)=新、いとう淳一(69)=新、荒川徹(67)=現の各市議・予定候補が決意を語りました。
 
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 小池氏は菅義偉首相について、新型コロナ対策での無為無策に加え、国会閉会で数々の疑惑にフタをした姿勢を批判。「今度の総選挙は、国会から逃げ回る菅政権を力合わせて倒す選挙だ」と強調し、「来年最初の大型選挙である北九州市議選で日本共産党の10人全員が勝利すれば、北九州から『菅政治ノー』『政権交代を』のうねりが全国に広がる」と力を込めました。
 
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 小池氏は、北九州市政が「行政リストラ」の名で、七つあった保健所を1カ所に統廃合し、市立病院の廃止や独立行政法人化を次々と進めてきたことを告発。公共施設利用料や学校給食費の値上げを進めてきたことにふれ、「市民がコロナで苦しんでいるときに、こんな政治でいいのか」と問いかけ、「自助・自己責任を押し付け、くらしを切り捨てる自民・公明の政治を変えよう」「3500億円もの税金を費やす下関・北九州道路よりもコロナ対策を、保健所復活・増設を、医療機関支援を」と訴えました。
 
 小池氏は、臨時国会での「市民と野党の共闘」の奮闘が雇用調整助成金のコロナ特例の延長や学生支援給付金の追加配分などを実現してきたことを指摘し、「北九州市でも、市民とともに政治を動かす党市議団の力は抜群です」と、こども医療費助成制度の高校卒業までの拡充や、小中学校・幼稚園へのエアコン設置、生活相談などでの党市議団の奮闘を紹介。従来の海外視察を廃止させたことを取り上げ、「税金のムダ遣いを許さない党市議団の役割はますます重要だ」と強調しました。
 
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 田村貴昭衆院議員は「国会閉会で疑惑の追及を終わりにさせない。閉会中も徹底して追及する」と決意表明。まじま省三予定候補は「野党連合政権を実現したい。比例で共産党を大きく伸ばし、福岡9区で私を勝たせてほしい」と訴えました。
 
 門司駅前で話を聞いた女性(25)は「ネットには無い話が聞けた。打倒政権の波が広がってほしい」とうなずきました。340万円の奨学金返済を抱え、市独自の奨学金の公約に期待を寄せます。「SNSなどで周りの友達に発信したい」と話しました。
 
 小倉駅前の演説で足を止めた小倉北区在住の男性(25)は、休職中で「奨学金の返済などで生活が大変。下関北九州道路みたいな大型公共事業へ税金を使うのではなく、市民のために税金を使ってほしい」と党の政策に期待を寄せました。(しんぶん赤旗 2020年12月7日)