「下関北九州道路」計画 「徹底追及 撤回必ず」 田村・まじま氏調査

16日 下北道路調査 (2) 3500億円をかけて関門海峡に新たな橋をつくる「下関北九州道路」計画の問題点を明らかにしようと、日本共産党の田村貴昭衆院議員と、まじま省三衆院九州・沖縄比例候補は16日、北九州市・日明(ひあがり)地区と山口県下関市・彦島で調査をしました。北九州、下関両市議団の呼びかけで実現した今回の調査には、福岡、山口両県議団も参加しました。
 
 両氏は、九州側の日明地区から建設予定地の真下を通る小倉東断層との位置関係を確認しました。本州側の彦島では、橋からのアクセス道路となる県道を通り、途中の狭隘(きょうあい)なトンネル2本と橋梁(きょうりょう)、生活道路の状況を視察、本体工事とは別に必要となるアクセス道路の拡張・建設費などの説明を受けました。
 
 視察後の懇談で田村氏は、凍結された6海峡横断計画のうち、安倍首相(当時)案件として下関北九州道路だけが復活したと述べ、自民党の利権誘導政治そのものだと批判。計画の問題点は地方議員団の追及であぶりだされていると強調し、「問題を皆さんと一緒に追及していくためにも総選挙で躍進しなければ。計画撤回につなげる国会論戦をつくっていく」と語りました。
 
 まじま氏は、「国会に田村さんに加えて私と大平よしのぶ候補が戻れば質問時間も増える。総選挙に向け党の力を強めよう」と呼びかけました。(しんぶん赤旗 2021年7月17日)