牛の肥育施設廃止は撤回を 田村貴昭議員らと町長懇談 島根・邑南町

石橋町長(中央)と懇談する田村議員(左から2人目)と大平氏(左端)=島根県邑南町 日本共産党の田村貴昭衆院議員と大平喜信元衆院議員は8月18日、島根県邑南(おおなん)町を訪問しました。農民連(農民運動全国連合会)の長谷川敏郎会長の案内で、石橋良治町長と懇談し、今年6月にJAしまね島根おおち地区本部が突如打ち出した、町内にある牛の肥育センター廃止を中心に意見交換をしました。
 
 同町はブランド和牛「石見和牛」の産地です。石橋町長は「JAが発表した時点で町には知らされていなかった。すぐに邑智郡(邑南・美郷・川本の3町)の町長そろってJAに計画撤回を求めて要望書を出した。いまだに回答待ちの状態だ」と説明。田村氏は「いま資材と飼料高騰で畜産農家の経営継続が困難な事態だ。私もこの半年間、実効ある対策を政府に求めてきた。国と地方一体で離職・離農をうまない覚悟が必要なときに、このニュースに驚き、現場に来させてもらった。農水省にも伝えます」と応答しました。
 
 この日は、邑智郡森林組合長や地元畜産農家とも懇談しました。日高やえみ町議が同席しました。(しんぶん赤旗 2022年8月21日)