「話し合い解決を」 諫早訴訟原告・弁護団 農水相に迫る

15日 野村哲郎農水大臣が佐賀県入りし有明海訴訟の原告・弁護団と懇談 (2) 国営諫早湾干拓事業をめぐり、「よみがえれ!有明訴訟」の原告団・弁護団は10月15日、就任後初めて同事業を視察した野村哲郎農林水産大臣と佐賀市内で懇談しました。日本共産党の田村貴昭衆院議員、仁比聡平参院議員ら国会議員が同席しました。
 
 馬奈木昭雄弁護団長は福岡高裁が勧告した和解協議に国が応じなかったことを批判し、「そもそも話し合いで解決することに尽力するのが国の仕事だ」と迫りました。
 
 堀良一事務局長は、ノリの色落ち被害の深刻さを報告し、開門調査の必要性を訴えました。漁業をしている平方宣清さんは「国策で漁民を追い詰めるのをやめてください」と訴えました。
 
 田村議員は「漁業者を守る緊急措置と開門調査が必要だ」と話し、仁比議員は営農者も漁業者も良くなる道筋を示すよう国に求めました。立憲民主党の原口一博、大串博志両衆院議員が発言しました。
 
 野村農水相は、馬奈木弁護団長から高裁が示した和解協議を読んだかと聞かれ、「読んでいない」と回答。懇談後の記者団の質問には、「これでいいかな」と同行した農水省の局長に自身の発言の是非を確認する場面も。「大臣が代わっても(開門しないという国の方針は)変わらない」などと言い放ちました。
 
 懇談には日本共産党の武藤明美県議も参加しました。(しんぶん赤旗 2022年10月18日)