医療崩壊に危機感 田村・仁比氏ら保険医協会などと懇談 福岡

協会役員ら(右側)と懇談する(左側前から)田村、わたぬき、仁比の3氏=11日、福岡市 日本共産党の田村貴昭衆院議員と仁比聡平参院議員、わたぬき英彦福岡市議・県議予定候補は1月11日、福岡県歯科保険医協会(大崎公司会長)、福岡県保険医協会(林裕章会長)の役員ら12人と福岡市内で懇談し、要望を聞き取りました。
 
 懇談では、医療機関、薬局へのオンライン資格確認システム導入の義務化、少子化対策、軍拡増税の問題をめぐり意見交流しました。
 
 大崎氏は、義務化に対応できない医師も多く、閉院の原因となると指摘し、「患者の行き場がなくなり、医療崩壊につながる」と訴えました。ほかの役員からも、システムの不具合、情報漏えいの危険性などの問題が相次いでのべられ、義務化撤回を求めました。
 
 田村氏は、厚生労働省からの導入状況についての聞き取りを紹介。「通常国会でも取り上げていきたい」とのべ、少子化対策では「本気でやるのであれば、軍拡増税の暇(いとま)はない」と訴えました。
 
 仁比氏は、「戦争国家づくり」に暴走する岸田自公政権の行き詰まりと草の根の運動の展望を示し、「決め手は選挙に勝つこと」と統一地方選に触れ、党議席の値打ちを語りました。わたぬき氏は「誰もが安心して医療・介護を受けられる県政をつくっていきたい」と意気込みました。(しんぶん赤旗 2023年1月13日)