自由に歌 平和でこそ/佐賀・鹿島お話と民謡の集い/田村氏「世論は9条守れ」

 九州・沖縄を駆け巡る日本共産党の田村貴昭ブロック国政対策委員長・衆院比例候補を迎えた「お話と民謡のつどい」が5月23日、佐賀県鹿島市で開かれました。日本共産党鹿島市委員会・同後援会が主催し、会場のエイブルホールには、約二百人が参加しました。

 オープニングに地元出身の歌手が「鹿島活(い)き活き音頭」を披露し、大喝采(かっさい)のなかではじまりました。

 鹿島市で日本共産党の衆院比例代表の得票目標は一千三百票です。主催者を代表し松尾征子鹿島市議があいさつし、「自民・公明の政治で住民のくらしや地域経済が今ほど押しつぶされているときはない。どう守っていくのか。すべての人が生きていてよかったと言える政治へぜひ、お力をお貸しください」と呼びかけました。

 田村比例候補は、「自由に民謡や歌が歌える時代になったのは憲法があるからです」と自由と民主主義の平和な社会の大切さにふれ、「しかし、自民や民主が憲法を変えようとしている」と問題を提起。「今、国会議員の定数で憲法九条を『変えろ』という改憲派が95%ですが、国民世論は70%が『変えるな』という多数派。この立場をつらぬくのが日本共産党です」と訴えました。

 さらに、日本共産党が侵略戦争に唯一反対をつらぬいた政党であったことと、「今は憲法九条を守る精神が世界の多数派です」と呼びかけると、会場から、いっそう大きな拍手がおこりました。

 佐賀で活動する、せと雄也衆院比例候補は、諫早湾干拓で閉め切る堤防の開門アセスの問題にふれ、「閉め切りから十二年。有明海の漁場は瀕死(ひんし)の状況。『開門アセスまで五年、六年では待てない』との漁業者の声を紹介。「今『早く開門調査せよ』と超党派のとりくみになり、世論が政治を動かしている」とのべ、「引き続きその先頭にたち、国会へこの声を届けたい」と支持を訴え、大きな拍手と期待に包まれました。

 二部の民謡では、参加者が地元出身の歌手の歌を楽しみました。(しんぶん赤旗九州・沖縄面2009年5月26日)