「党語る会」活発に/比例2議席へ各地で後援会

 迫る解散・総選挙の九州・沖縄比例ブロックで、日本共産党65万票の得票と2議席獲得のため、多くの有権者に党の姿を丸ごと知ってもらいたい―。国会議員や、比例候補を講師にした、「綱領と日本の将来展望を語り合う集い」が各地で活発に開かれています。

 福岡では、7月5日に「総選挙勝利をめざす新婦人福岡県本部内日本共産党後援会交流会」が開かれ、講師になった田村貴昭衆院比例候補が「二大政党」の暴走を食い止める「共産党を伸ばしてほしい」と訴えました。

 「定額給付金を使ってしまわれたかた…。本当にご愁傷さまでした」。田村候補のしみじみとした口調にドッとわく会場。ユーモアと軽い皮肉もきかせる語りに最後まで笑いは途切れず、〝明治憲法を受け継ぎ、天皇を元首に″とした民主党の鳩山由紀夫代表の改憲試案の説明に驚嘆の声ももれました。

 田村候補は、「自民か民主か」ではなく、結局は同じ政策・立場の「自民も民主も」だと強調。「総選挙は2票ある。比例代表は日本共産党への声を広げ、『二大政党』の暴走を食い止める共産党を伸ばしてほしい」と訴えました。

 各支部内後援会からは、「九州ブロックで2議席を勝ち取る力になりたい」(西)、「効果的に有権者に伝わる宣伝を考え、日本共産党と書いてくれる人を増やしたい」(∧幡西)などの決意が語られました。

改憲増税の勢力止める

 福岡市博多区の日本共産党住吉支部と後援会は7月5日、「つどい」をひらき、8人が参加しました。

 田村貴昭衆院九州・沖縄比例候補と比江嶋俊和福岡市議も参加。田村候補が「電気紙芝居」で総選挙の争点についてわかりやすく語りました。田村候補は「平和、雇用、福祉など有権者に語ることはいっばいあります。『自民も民主も改憲増税勢力です。それにストップをかける日本共産党を大きくしましょう」と話しました。

 元飲食業の益満操子さん(67)は「自民も民主もネガティブキャンペーンばかりの″自分党〟であきれてしまう。まともに政策を言ってない」と語ったうえで、いきちつけの美容院で自民党を支持してきた店主と政治の話題になったと次の対話を紹介しました。

 「店主が『自民はだめだが民主も不安。選挙に行くまいか』というので『政党は自民党と民主党だけじゃない』といった」と話したといいます。

 住吉支部の三沢正夫支部長(61)は「『二大政党』キャンペーンに負けず、一人ひとりが動いて『比例は日本共産党』を広げていきましょう」と話しました。(しんぶん赤旗九州・沖縄面2009年7月10日)