「命の道」事業再開へ/国道220号青島―日南 党の奮闘実る

 道路整備効果が費用を下回ったとして今年3月に事業が凍結された国道220号青島~日南改良事業(23・5㌔)について、国土交通省九州地方整備局の事業評価監視委員会は7月8日、防災対策の必要性などから事業の継続が妥当と決定しました。

 国士交通省が同委員会の意員を踏まえ、事業継続を最終的に判断します。九州地方整備局の担当者は、「過去の事例で(監視委員会の)判断がくつがえったことはない」としており、事実上、事業再開が決まりました。

 同事業をめぐっては、凍結後、地元住民や自治体がいっせいに反発。日本共産党宮崎県委員会と同南部地区委員会は凍結直後の4月6日、防災や生活に欠かせない「命の道路だ」として事業再開を求め国土交通省へ、6月4日にも同様の申し入れを九州地方整備局に行っていました。

 また6月15日には、田村貴昭衆院比例候補らが沿線自治体・日南市の谷口義幸市長と懇談。田村候補は「命の道」を守る超党派の取り組みに全力を挙げたいとの決意を表明し、市側からは「素早い対応に感謝する」との意が伝えられました。
 党の奮闘が、事業再開に実った格好です。

 事業評価監視委員会は、国道225号川辺改良事業、国道220号早崎改良事業も、事業の再開を決めました。(しんぶん赤旗九州・沖縄面2009年7月10日)