党は「悪政の防波堤」/ 北九州・田村比例候補が訴え

 田村貴昭衆院比例候補は24日、地元・北九州市小倉北区、門司区で街頭宣伝に、「つどい」にと奔走、しのだ清比例候補(福岡10区重複)、大石正信、波田千賀子両北九州市議とともに、政治を前に動かす「推進力」、悪法を許さない「防波堤」としての日本共産党の役割を語り歩きました。
 41人が参加した新婦人小倉北支部内党後援会の「つどい」。田村候補は、七夕飾りに〝早くあの世にいけますように″という短冊をつるした95歳のお年寄りの話を紹介しました。この女性の年金は、月4万円ほど。入院費やおむつ代にほとんど消え、家族にかける苦労を配慮したすえの「願いごと」だった、といいます。
 「つどい」では涙に包まれました。
 田村僚補は「子や孫を養い、戦後の復興に尽くしたお年寄りに、人生の最後に『死にたい』と言わせていいのでしょうか。これが自公の政治です。後期高齢者医療制度は一日も早く廃止し、共産党はお年寄りの医療を無料にすることをお約束したい」と力説しました。
 田村候補の話を聞くのは初めてという女性(59)=小倉北区=は、どの3年間で実母、義母、義父をみとったといいます。亡き実母は、20年間の入退院を繰り返してきました。それだけに「子どもに迷惑をかけられないというおばあちゃんの気持ちを考えれば…」と涙を浮かべます。「医療費は高いし、年金は低い。お年寄りを大事にする政治にしてほしい。(共産党に)頑張てもらいたい」と話しました。
 田村候補はその後、足立・寿山党後援会(40人参加)、門司区・松ケ江支部(30人参加)の「つどい」に参加しました。(しんぶん赤旗2009年7月25日)