米価暴落 自民の行き詰まり 田村・ばば比例候補が聞き取り調査

 新米の価格の暴落が確実視されるなか、日本共産党の田村貴昭、ばば洋光両衆院比例候補は29日、宮崎県農民連や生産農家を訪問し「聞き取り調査をおこないました。


2009.07.29 早場米
 政府はこれまで、米価決定を市場原理にまかせ、生産調整を農家に強制しながら米の輸入をするなど、米価を下落させてきました。


 応対した県農民連の来住誠太郎書記長は、早期水稲は「盆前に出る新米」として価値があり、また「台風を避ける」という意味でも早くつくられているが、在庫あまりの投げ売り状態で、米価が下がり、意味がなくなると指摘しました。


 値下がりについては、米離れや消費不況にも一因があるとしながらも、まず農家に「なぜ下がるのか」について気付いてもらわないといけないとのべ、「自民発農政の本当の行き詰まり」の結果だと批判しました。


 両候補とともに、「政府はせめて目標の在庫水準へ買い入れをするべきだ」という意見で一致しました。


 懇談後、前屋敷えみ県議も合流して近隣の米作農家を訪問、稲刈り作業中の男性から話を聞きました。男性は、稲の出来はいいものの、価格が下落しているため、価格保障をしてほしいと話し、田村候補が「1俵1万8千円」という日本共党の政策を紹介すると、「ぜひともやってくださいよ」と期待を寄せていました。(しんぶん)赤旗2009年8月1日)