赤嶺・田村比例候補 気迫の訴え

田村氏大分市入り 「比例は入れた」


「是々非々の野党、健全な野党が国会にあってこそ、政治は建設的に進みます」。日本共産党の田村貴昭比例候補は24、25の両日、大分市入りし、自公政権退場後の日本の新しい政治がどうあるべきか、熱を込めて訴えました。


 25日午前、わさだタウン前の街頭演説。田村候補の演説に一瞬足を止めた女性(66)は「期日前投票に行ってきました」。「少しだけ共産党を応援している」と話すこの女性は、選挙区は民主党、比例代表は共産党に投じたといいます。「後期高齢者医療制度にずっと反対していたのは共産党。政権は取れないけど、共産党の意見を国会に取り入れたかった」。


大分県庁前 2009.08.25
 同市中央通りの街頭演説。「期日前投票に行ったよ」。マニフェストを受け取った男性(62)は、小選挙区も比例代表も「共産党に入れた」といいます。「友人に頼まれた」というのがその理由。投票の〝決め手″となったのは、「共産党だけが消費税の増税に反対していたから」と即答。「われわれ貧乏人にこれ以上の増税はたまらない」と話しました。


大分市後援会決起集会 2009.08.24
 24日夕、大分市内で開かれた党と後援会の決起集会で田村候補は、5年間にわたる候補者活動にふれ、「頑張ったけれども議席に届かなかったでは、要求や悩みを寄せてくれた人たちにあわせる顔がない」と力説、比例2議席回復に向けて最後まで死力を尽くす決意を表明しました。
南九州巡り赤嶺氏 病院長と鹿児島で
  終盤に入った総選挙で、日本共産党の赤嶺政賢衆院比例候補は、24日に鹿児島、25日は宮崎と南九州で「比例は共産党に」と気迫の訴えをしました。鹿児島では、市天文館で市田忠義書記局長とともに街頭演説。決起集会であいさつ、霧島市内2カ所での街頭演説会などに臨みました。霧島市の国分生協病院前では吉見謙一病院長とともにマイクを握りました。


 赤嶺氏は、自公政権退場後の政治について言及。民主党の高速道路無料化は1・3兆円。日本共産党は1・3兆円あれば高齢者と子どもの医療費の無料化ができると提案して「みなさんはどう思いますか」と問いかけ、「良いものには協力、悪いことには反対を貫く『防波堤』の役割を果たす、建設的野党の立場です。日本共産党の躍進で国民が安心して暮らせる日本へ」と訴えると参加者から大きな拍手が起こりました。


 国分生協病院内科医の山下義仁氏(46)は「経済的理由でぜんそく発作の高校生が診療を受けず吸引だけで帰る。肺がんの疑いのある男性が検査も診療も受けないなど自公政権のくらしと医療の切り捨てで医療現場では悲惨な状況がある。日本共産党が勝利し安心して医療が受けられる政治に変えるチャンス。躍進のために頑張りたい」と語りました。(しんぶん赤旗2009年8月26日)