障害者総合福祉法 温かい新法実現を 福岡県民集会に900人

 「私たちのめざす新法、障害者総合福祉法を実現させよう」福岡県民集会が11月30日、福岡市中央区須崎公園で開かれました。目標の600人を大きく超える900人以上が参加しました。

 障害者福祉をめぐっては、政府の障がい者制度改革推進会議・総合福祉部会が8月末に、障害者自立支援法廃止後の新法制定に向けた「骨格提言」をとりまとめています。

 集会では、身体障害者団体連合会常務理事で障害者制度改革推進会議委員の森祐司氏があいさつで、「障害者権利条約の精神を生かして法改正を実現し、障害のある人も、ない人も人権が保障される社会をつくりましょう」とのべました。

 県盲人協会など8団体代表がリレートークを行い、「障害者総合福祉法を立法化するための十分な予算の確保」などを求めたアピールを採択しました。集会後、福岡・天神のまちを「みんなの障害者総合福祉法をつくろう」、「私たち抜きに私たちのことを決めないで」とコールしながらパレードしました。

 日本共産党の田村貴昭衆院九州・沖縄ブロック比例候補、中山いくみ、綿貫英彦両福岡市議が紹介され、田村氏は「あたたかい新法が必ず実現するよう日本共産党はみなさんと一緒にがんばります」とあいさつしました。(しんぶん赤旗 2011年12月1日)