平和の港に軍艦ノー 博多港へ米軍艦入港に労組など抗議

 福岡県の労組や平和団体など8団体は8月11日、米海軍第7艦隊の旗艦「ブルーリッジ」(約1万9000トン)が「友好親善」を理由に博多港へ10日入港・接岸したことに対し、緊急の抗議集会を開きました。博多港への米艦入港は2年3ヶ月ぶりで、14日に出港する予定です。

 集会には県革新懇、市原水協、福岡地区労連、市職労などから約90人が参加。主催者を代表して石村善治・県革新懇代表世話人は、反対の申し入れを無視して米艦の入港を許可した高島宗一郎市長を強く批判。参加団体から「博多港は〟平和の港〝として発展してきた。血塗られた軍艦・兵隊と福岡市民は仲良くはできない」(福岡市職労)などと語りました。

 日本共産党の田村貴昭衆院九州・沖縄ブロック比例候補、ひえじま俊和・福岡1区、倉元たつお・同2区、川原康裕・同3区各候補、市議らが参加。田村氏は「平和な街を壊すことは絶対に許してはならない」と訴えました。

 集会では、高島市長に港湾施設の使用許可の取り消しなどを要求する決議をしました。(しんぶん赤旗 2012年8月12日)