田村候補らが熊本2首長と懇談  オスプレイ配備に菊池市長“安保タテに強行”と批判

 日本共産党の田村貴昭衆院九州・沖縄ブロック比例候補は9月20日、熊本県入りし、米海兵隊の垂直離着陸機MV22オスプレイの低空飛行訓練が計画されているイエロールート直下の菊池市、山都町の両首長と懇談しました。東奈津子3区、蓑田庸子4区の両衆院候補、東裕人菊池市議が同行しました。

 菊池市の福村三男市長は、東市議から手渡された『オスプレイの真実』(赤旗政治部「安保・外交」班著)に目を通したとのべ、「読んでますますオスプレイヘの危機感が強まった。安保をたてに配備が押し切られようとしている」と批判しました。

 田村氏は「住民の生命、財産以上に勝るものはないとの立場から幅広い住民、首長たちと共同し、危険なオスプレイを絶対に飛ばさせないために力を尽くす」と語りました。

 福村市長は同市で米軍機の低空飛行による騒音が確認されていることを紹介しました。

 山都町での懇談では甲斐利幸町長が「国防のためにオスプレイが必要だと言われるが、住民の命と安全を預かる者として迷いがある。国の安全保障を最初からアメリカ頼みにする日本政府の姿勢はおかしい」と発言。田村氏は、敵地強襲が目的で日本防衛とは関係ないオスプレイ配備の本質を指摘しました。(しんぶん赤旗 2012年9月21日)