じん肺救済は国が責任を 全国キャラバンが請願署名を提出

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じん肺、アスベスト被害の根絶を掲げ、全国47都道府県への要請行動に取り組んできた第26回なくせじん肺全国キャラバン(主催・同実行委員会)は10月16日、国会請願デモを行いました。各地の訴訟原告や弁護団、支援者など約300人が参加しました。

 参加者は、「国はじん肺をなくせ」「三井金属鉱業は謝れ」などと唱和しながら、行進し、早期救済などを求める署名1万4725人分(第1次分)を提出しました。衆参両院の議員面会所で、日本共産党の田村貴昭、宮本徹、本村伸子各衆院議員、辰巳孝太郎、田村智子両参院議員、社民党の国会議員が請願を受け付け、参加者を激励しました。

 国会請願に先立ち、厚生労働省や住石マテリアルズなど加害企業への要請・交渉に取り組みました。

 建設アスベスト訴訟の神奈川第1陣原告の男性(74)=元大工=は酸素ボンベを携えて参加しました。「2陣原告の団長・副団長も亡くなった。私も24時間、酸素が手放せません。命あるうちに解決し、かたきをとりたい」と話しました。(しんぶん赤旗 2015年10月17日)