「ダム建設は不可能」 田村氏調査 南阿蘇村 予定地周辺が崩壊

071120_P80869-0532 日本共産党の田村貴昭衆院議員は5月4日、熊本地震で甚大な被害を受けた熊本県南阿蘇村の立野地域の調査を行いました。山本伸裕県議らが同行しました。

 

 立野では大規模な土砂崩れが多数発生。生活の要の「阿蘇大橋」(1971年開通)の崩落や耕作地の崩壊と深刻な被害が広がり、復旧の見通しは立っていません。同地域で合流する白川、黒川も、おびただしい土砂や倒木、岩石が確認でき、2次災害に警戒が呼びかけられています。

 

 白川・黒川合流点から1キロ下流の国営立野ダム(南阿蘇村、大津町)本体建設予定地は断層の危険性が地震前から指摘され、田村議員はこれまでも複数回調査に訪れています。

 

 予定地では周辺の立野峡谷両岸の崩壊で、工事用の車両、機材が埋まり、仮排水路も破損するなどの被害が出ています。

 

 田村議員は「仮排水路出口だけでも相当な被害を確認でき、ダム本体の建設は不可能だと確信した」とのべ、地震が工事作業中に起きていれば、従事する多くの人たちに犠牲が出た恐れがあったとして「ぞっとした。ダムは造ってはいけない」と語りました。

 

 住民を見舞い、聞き取りした田村議員。同地区での生活再建を求める人にも移転を望む人にも「行政、政治は心を砕き、双方の生活再生・復旧の期待に応える支援をめざすべきだ」と強調しました。

(しんぶん赤旗 2016年5月7日)