熊本地震 こころ 住まい 実態 避難者から要望聞き取り 田村衆院議員、益田比例予定候補

避難者から情報や要望を聞き取る田村(中央)、那須(右)の両氏=12日、熊本市東区 日本共産党の田村貴昭衆院議員は6月12日、熊本地震で被災した人たちが身を寄せる熊本市内の避難所を益田牧子参院比例予定候補や那須円市議とともに調査し、避難者の要望や生活状況について聞き取りました。

 

 市が拠点避難所に指定する同市東区の秋津公民館。自宅が全壊した男性(85)は、避難所から仮住まいに早く落ち着きたいと語りながら、建設中の仮設住宅は戸数が少なく、「民間の賃貸物件も遠く離れた場所しか見つからない」と苦境を明かしました。

 

 田村氏らは、住宅確保に行政の支援を強める必要性をのべ、生活再建支援金については現行の最大300万円から500万円に引き上げるよう国へ求めていることを紹介。男性は「500万あれば家を建て直すにもだいぶ違う」と話しました。

 

 同公民館に近い約30人が避難する秋津小学校の体育館は、拠点避難所ではありませんが、夏日の続く中、熱中症を防ぐために田村氏が予算委員会などで設置を求めていたエアコン4台が新たに設置され、館内の暑さがやわらいでいました。

(しんぶん赤旗 2016年6月14日)