ホームドア設置を 西鉄沿線住民らが「会」

 鉄道のホームでの転落事故を防ぐ可動柵(ホームドア)の設置を求め、西日本鉄道の沿線住民ら30人が12月26日、福岡市で集会を開き、「ホームドアを求める西鉄利用者の会」を結成しました。
 
 集いを呼びかけた新婦人南支部の山中美春支部長は、「転落事故が後を絶たないなか、視覚障害者をはじめ子育て中の親や高齢の方々はホームドアを求めている。学習しながら運動を進めていきたい」とのべ、署名活動を呼びかけました。
 
 日本共産党の堀内徹夫市議が事故や自殺防止でのホームドアの必要性、設置をめぐる課題などを報告。参加者からは「電車とホームの隙間対策も必要」などの意見が出されました。
 
 参加した視覚障害者の女性(57)は「ホームは人が並んでいるので点字ブロックに沿って線路側をびくびくしながら歩いている。市営地下鉄には可動柵ができ、落ちる心配がなく歩けるようになった。視覚障害者を見かけたら声をかけてほしい」と語りました。
 
 27日には、日本共産党の田村貴昭衆院議員が同席し、西鉄本社で要望書を提出しました。(しんぶん赤旗 2016年12月28日)