北九州市議選10人全員当選 野党共闘を大きく前進

当確の一報に喜ぶ(右から)田村、出口両氏と八記博春市議、支援者ら=29日、北九州市

当確の一報に喜ぶ(右から)田村、出口両氏と八記博春市議、支援者ら=29日、北九州市

新人出口氏 田村氏交えて喜び
 
 「やった」「全員当選だ」。1月29日深夜、定数減の11議席を17人で争い混戦となった小倉北区で日本共産党の新人候補、出口しげのぶ氏の当確の一報が入ると事務所で開票を見守っていた支持者らが喜びを爆発させました。
 
 出口氏の肩を抱いて祝福したのは田村貴昭衆院議員。「日本共産党を大きくして野党共闘を加速、安倍政治を止めようの訴えが市民に届いた。10人当選は北九州市における共闘を大きく進める。共闘成功の先頭に立ち、統一候補実現に全力を尽くす」と語りました。
 
 出口氏は「街頭で市民からの大きな期待を感じた。皆さんの要求をどう実現するか、まずはどんどん市民の間に出かけ、学んでいきたい」と語りました。
 
 ともに当選を喜んだ渡辺信也さん(78)は「厳しかったけど疲れが吹き飛んだ。弱者に優しい政冶をしてほしい」と語りました。
 
定数減、力一つに勝った 初当選高橋氏 公約実現へ決意
 
 29日投開票の北九州市議選で、定数減の門司区(定数6)で新旧交代に挑んだ日本共産党の高橋都氏が初当選を果たしました。午後10時20分すぎ「当確」の一報で事務所は「やったー」「バンザイ」の声が飛び交いました。
 
 女性後援会の吉坂由里子さんは「議席を獲得できたことは、市民と野党の共闘の発展、市内の要求運動の飛躍につながっていくと思う」と、男性後援会員(72)は「市民から『共産党の真剣さが感じられた』『ぶれない共産党に迷わす投票したい』との声が次々寄せられ、得票数は約450票も増えた。今回の電話での対話は楽しかった」とのべました。
 
 後援会員から花束を受け取った高橋氏は「私の当選は、皆さんが力を一つに合わせて押し上げてくれたもの。公約実現に全力を尽くしたい」と決意を語りました。(しんぶん赤旗 2017年1月31日)