九州北部豪雨 田村・松岡両氏が集落・避難所で激励 福岡・朝倉

道目木集落の被害を調査する(左から)松岡、田村両氏=4日、福岡県朝倉市

道目木集落の被害を調査する(左から)松岡、田村両氏=4日、福岡県朝倉市

 「取り残されている私たちの地域を見に来てほしい」――。九州北部豪雨で大きな被害に遭った朝倉市杷木志波(はきしわ)の道目木・平榎両集落住民の要望を受けて8月4日、日本共産党の田村貴昭衆院議員と松岡勝衆院九州・沖縄比例予定候補は現地を訪れ、住宅や柿畑の被害を調査しました。
 
 道目木集落では、川沿いの家や道路が土石流で跡形もなくなり、高台の家も大半ががげ崩れなどで大きな被害を受けていました。家の片付けに戻っていたご夫婦は、「家は残ったが、台風も来るし、がけ崩れが怖くて帰れない」「今は仮設の道をつくって流されての繰り返し。復旧まで何年かかるか分からない」と肩を落とします。
 
 平榎集落では、崩落した県道、押し流された家や柿畑の跡を調査。自宅の中に土砂が押し寄せた女性(64)は「避難後、温かいみそ汁をいただいたとき、普通の生活にいつ戻れるだろうと思い初めて涙が出た。どこで災害が起きても素早くこれだけはできる、という備えをしてはしい」。
 
 田村氏は「毎日のように党のセンターにボランティアが来ており、要望をぜひお寄せいただきたい。国や県の支援制度拡充を訴えていますが、その実現のためにもまずは被災者支援に全力を挙げていきます」と力づけました。両氏は、党筑紫朝倉地区委員会のボランティアとともに両集落の住民が避難するサンライズ杷木の避難所を訪問。調査入りを報告するとともに、困りごとを尋ねるビラを渡しました。(しんぶん赤旗 2017年8月5日)