政権は漁業者の声聞け 田村衆院議員が福岡県漁連と懇談

DSC04812 日本共産党の田村貴昭衆院議員は10月5日、福岡市で福岡県漁業協同組合連合会を訪ね、役員と懇談しました。かわの祥子参院福岡選挙区予定候補が同席しました。
 
 田村氏は、クロマグロ漁獲量の大型船優先配分に反対し全国の沿岸漁業者が集まった共同行動や、規制魚種拡大・競争力強化をうたう安倍政権の「水産政策の改革」にふれ、「漁業者がお持ちの問題意識をうかがいたい」とのべました。自身の国会質問の議事録や「水産改革」を批判する党の資料を手渡しました。
 
 役員は、やむを得ず意図しない魚種が綱に入る「混獲」による特定魚種の漁獲制限の難しさや大型船の増加による乱獲の問題を語りました。水産庁の「改革」説明会が大幅に時間を超過、席を立つ参加者もでるなど紛糾したことを語り「資源管理はもちろんしていかないといけないが、クロマグロのようなことをされると生活ができなくなる」との漁業者の声を訴えました。
 
 田村氏は、農林漁業の規制緩和が当事者の意見を聞かないまま、大企業の利益を代弁する「規制改革推進会議」のいいなりに進められる問題をのべ、「漁業者と漁協に無理難題を押し付ける中身がたくさんある。法案が出たならば全国の漁業者の声を集約し国会論戦でただしていく」と決意を語りました。(しんぶん赤旗 2018年10月10日)