「枯れ葉剤」原料埋設地調査 散策路近く漏出の危険 田村議員現地へ

LRG_DSC02208 佐賀県と福岡県境の山中に、猛毒のダイオキシンを含む「枯れ葉剤」の原料となる除草剤「245T」が埋設されている問題で12月1日、日本共産党の田村貴昭衆院議員は、現地調査を行いました。枯れ葉剤の研究をライフワークにしている、北九州市立大国際環境工学部職員の原田和明さんが案内しました。
 
 問題の除草剤は、ベトナム戦争で使用された「枯れ葉剤」の原料となるもので、1960年代に林野庁が森林などで使用していましたが、毒性か指摘され、全国各地の国有林などに埋設されました。九州には福岡と長崎を除く5県19ヵ所に埋設されていることが明らかになっています。
 
 現場は、佐賀県吉野ケ里町の国有林の中で、林道横に、緑のフェンスで囲まれ「立ち入り禁止」の看板が設置されています。原田氏は、この現場には945キログラムが、紙の袋にはいったまま埋役されていると説明しました。
 
 埋設された真横には、ハイキングコースでもある九州自然歩道が通っています。また埋般場所からおよそ1キロメートルのところには、福岡市の水源地である南畑ダムにつながる福岡県営五ケ山ダム(那珂川市)があります。
 
 田村議員は、「自然を楽しむ散策コースの間近にあり驚いた。陥没した箇所もあるようで、近年の豪雨災害などで漏出していないか心配だ。管理状況などについて国をただしたい」とのべました。(しんぶん赤旗 2018年12月4日)