馬毛島基地化を阻止 鹿児島 仁比・田村貴昭氏ら調査

DSC02862 日本共産党の仁比聡平参院議員、田村貴昭衆院議員は2月19、20の両日、米軍空母艦載機の陸上離着陸訓練(FCLP)移転が狙われる、鹿児島県・馬毛島(まげしま)のある西之表市などで現地調査をしました。

20日は八板俊輔市長と意見交換。日本共産党の、まつざき真琴県議、橋口美幸市議も同席しました。

政府と島の大部分の土地を所有するタストン・エアポート社との間で売買交渉が水面下で進められる中、西之表市議会は前日19日に「馬毛島へのFCLP及び自衛隊設備を前提とした土地売買交渉に反対する意見書」を賛成多数で採択。市長は「馬毛島は単なる無人島ではない」と強調。平和的利活用への思いを語りました。

これに先立ち、仁比議員は19日夕、市民団体「戦争をさせない種子島の会」と懇談。住民らは、馬毛島で訓練が行われるようになれば、自然破壊や事故、騒音の被害は種子島、屋久島周辺にとどまらず県本土にまで及ぶのでないかと訴え。160億円とされる巨額の買収金額の根拠を、国会で追及してほしいと要望しました。

仁比氏は「力を合わせて、いかなる軍事基地化も阻止したい」と語りました。

馬毛島入会権訴訟団元事務局長の牧(まき)洋一郎さんは、タストン・エアポート社が行った、違法性が疑われる開発箇所などを説明しました。

中種子(なかたね)町では副町長と懇談(20日)。徳永紹道町議(無所属)の案内で、昨年10月に全国で初めて民間地での日米共同訓練が行われた、旧種子島空港跡地などを視察しました。(しんぶん赤旗 2019年2月21日)