農家の声を国会へ 田村・大平氏ら迎え集い 市部長と懇談も 山口・下関

参加者の話に耳を傾ける(正面左から)大平、田村の両氏=21日、山口県下関市 山口県下関市滝部で2月21日、日本共産党の田村貴昭衆院議員と大平喜信前衆院議員を迎えて「農業現場の声を国会へ届ける集い」が開かれました。農家など9人が参加し、営農を続ける困難さや中山間地域の実態を無視した安倍農政への批判が口々に語られました。
 
 参加者は農家の高齢化と担い手不足が喫緊の問題で、法人化しても運営は厳しいと指摘。「良いものを作ろうという農民魂がなくなった」「農業政策は長いスパンで考えるべき」広大な農地で作る海外の農産物と価格競争するなんて無理な話」などと話しました。
 
 田村氏は「安倍政権に『現場の声を聞いていない』と突き付け、コメの直接支払金復活や継続審議中の種子法復活法案の実現へ引き続き頑張る。亡国の輸出頼みではなく、小規模・家族農業にこそ政治の光を当てていきたい」と訴え。大平氏は「安倍首相の地元でも怒りが噴き上がっていると改めて痛感した」
と述べました。
 
 田村氏は同市の岡本章生農林水産振興部長らとも懇談。岡本氏は小規模農家への支援を模索していると語り、果樹栽培の新規就農者への国の支援制度の改善などを要望しました。集いには片山房一、懇談には西岡広伸の両市議らが参加しました。(しんぶん赤旗 2019年2月23日)