無謀な石木ダムやめよ 田村衆院議員・辻町議予定候補 長崎・川棚町

石木ダム工事現場視察 日本共産党の田村貴昭衆院議員は2月24日、長崎県川棚町で開かれた演説会に先立ち、同町の辻きよと町議予定候補とともに県営石木ダム建設予定地を調査しました。

県は土地収用の事業認定を行い、道路の取り付け工事を進めていますが、13世帯60人の川原(こうばる)地区の地権者が半世紀にわたって反対運動をつづけ、連日座り込んで抗議しています。

佐世保市の水需要をまかなう利水と川棚川の氾濫防止の治水が目的とされていますが、人口減少の中で、水需要が高まる根拠はなく、水害防止のためには河川整備をすすめるべきです。この無謀なダム計画に国は126億円の税金を投じます。

田村議員は、「建設されればダム湖に沈む川原地区は『ホタルの里』。棚田や畑が広がり、日本の農村の原風景が残る自然豊かな集落です。公共の利益などない石木ダムのために家と土地と地域のコミュニティーを公権力が奪うなど、絶対に許されません。世論と運動を広げ、ダム建設阻止へ力をつくしたい」と語りました。(しんぶん赤旗 2019年3月1日)