改憲反対の声大きく 福岡で県民集会開く

 パレード先頭 文化の日の11月3日、九条の会福岡県連絡会は、福岡市内で県民集会を開きました。参加者約500人が繁華街・天神をパレードし「変えるな9条、いかそう憲法」と声を上げました。
 
 石村善治代表世話人(福岡大学名誉教授)が「日本の憲法は世界の平和を主導していくもの」と強調。戦争責任に反省もなく憲法改悪を進めようとする安倍首相を批判し「今こそ私たちの意思を示そう」と呼びかけました。
 
 日本共産党の田村貴昭衆院議員は、憲法審査会での改憲論議を阻む3000万人署名の力を訴え「皆さんから背中を押されて野党共闘は日々進化し、たたかいの力をつけている。平和を守らず憲法をじゅうりんする安倍自公政権を衆院選で退場に追い込もう」と力を込めました。
 
 ふくおか緑の党の荒木龍昇代表がスピーチ。立憲民主党、国民民主党、社民党の各県連からメッセージが寄せられました。
 
 改憲に漠然と疑問は持っていたという男性(27)は集会参加者の数の多さに驚き「(憲法について)もっと考えていかなければ」と語りました。野党共闘の訴えに「なし崩しに自衛隊の海外派遣を進める政治を変えるには野党が一つにならないと」とうなずきました。(しんぶん赤旗 2019年11月4日)