首相の地元事務所に質問状 「桜」野党追及本部 “調査続ける”

メディアの質問に答える「総理主催『桜を見る会』追及本部」の野党国会議員ら=2日、山口県下関市 首相主催の公的行事「桜を見る会」に安倍晋三首相の後援会員らが多数招待されていた問題で、野党でつくる「総理主催『桜を見る会』追及本部」が12月2日、首相の地元・山口県下関市での調査日程を終え、同市内の首相の事務所に公開質問状を届けました。

同本部視察団はこの前日、「桜を見る会」参加者や地元自治体議員らから聞き取り調査を実施。質問状はこの結果も踏まえて作成しました。「首相は国会で『招待者には自治会、PTA役員も含まれる』と答弁したが、そのうち首相を応援している方々だけだったのでは」「今年の『桜を見る会』の参加者名簿はあるか。ない場合、いつ廃棄したのか、廃棄の理由は何か」などと問うています。

同本部事務局長の黒岩宇洋・立憲民主党衆院議員は「調査では自民党支持の『桜を見る会』参加者からも重要な話が聞けた。国会での追及に生かす」と語りました。

日本共産党の宮本徹衆院議員は「安倍首相は自身の事務所に、質問に答えるよう指示すべきだ」と指摘。田村貴昭衆院議員は「これで終わりではない。引き続き調査する」と語りました。(しんぶん赤旗 2019年12月3日)