アコヤガイ大量死調査 田村・白川氏が実態・要望聞く 愛媛・宇和島

20191220038785 日本共産党の田村貴昭衆院議員と白川よう子衆院四国ブロック比例候補は12月19日、今夏に真珠の母貝となるアコヤガイの稚貝が大量死した愛媛県宇和島市の養殖業者を訪れ、被害の現状や要望などを聞きました。
 
 坂尾眞市議、西井直人南予地区委員長、県商連の田部浩三事務局長、宇和島民商の大瀧広志事務局長らが同行しました。現地調査に先立ち、県庁で被害状況などの説明を受けました。
 
 真珠養殖業の老舗「土居真珠」では取締役の土居秀徳さんと養殖業者の毛利典貞(みちさだ)さんが応対。土居さんは今回の大量死について「何が原因か分かっていない。願わくば100年に1度の自然現象で、来年からは回復してほしい」と話しました。これを機に廃業する業者が出ることを懸念し、事業継続への支援策として「借金の返済を1年か2年ほど遅らせてもらいたい」と求めました。
 
 その後、一行は市の担当者の同行のもと、母貝養殖の現場を訪問。業者の芝磯美さんは海から引き揚げた母貝を開き、生き残った母貝にも異常があることを示し、「出荷できる数がほぼ半減する」と説明。「母貝業者は資金を借りても返すことができません」と話しました。
 
 田村氏は「業者を守るには、最低でも返済猶予や生活を支える補助金などの支援が必要です」と語りました。白川氏は「必要な支援の実現を国に求めたい」と述べました。(しんぶん赤旗 2019年12月」21日)