種苗法改定中止して 全国食健連が署名手渡す

99321527_3220002434805052_1684809318240616448_n 国民の食糧と健康を守る運動全国連絡会(全国食健連)は5月27日、国会に提出されている種苗法改定案の審議入りに反対し廃案を求める緊急集会を衆院第2議員会館で開きました。同法改定中止を求める請願署名を国会に提出。これまでの提出分を含め2万人を超えました。
 
 改定案は、農家に認められてきた「自家増殖」の一律禁止を盛り込んでいます。あいさつした農民運動全国連合会の笹渡義夫会長は「種をとって土壌や気候、地域にあった作物に変えていくことが農業。一律禁止するのは農業の農業たるゆえんを否定するものだ」と述べ、新型コロナウイルス対策に集中すべきだと求めました。
 
 食健連の舘野豊事務局長は「私たちの運動が国会を押しとどめている」とのべ、廃案に追い込むため奮闘しようと呼びかけました。
 
 日本共産党の田村貴昭、畑野君枝両衆院議員、紙智子、岩渕友両参院議員があいさつ。田村氏は、「農家の皆さんの声も聞けない状況では審議に値しない。力を合わせ頑張ろう」と表明しました。
 
 請願署名と別に電子署名約1万7000人分を江藤拓農水相あてに提出しました。(しんぶん赤旗 2020年5月28日)