総選挙躍進へ 九州沖縄 比例複数を  田村貴昭・伊藤氏ら長崎で訴え

声援に応える左から田村、伊藤、内田の各氏=22日、長崎市 日本共産党長崎県委員会は7月22日、秋にも予想される総選挙の勝利に向けた演説会を長崎市内で開きました。長崎での訴えは初めての伊藤岳参院議員を迎え、衆院九州・沖縄ブロックの田村貴昭議員とともに、総選挙での党躍進と九州・沖縄比例2議席獲得をと訴えました。長崎1区の内田隆英予定候補も決意表明しました。
 
 伊藤氏は、通常国会では日本の在り方を根底から覆す悪法が次々とゴリ押しされたと批判。マイナンバー保険証を巡っては、高齢者や障害者の中で起こるさまざまなトラブルや、別人とのひもづけ、申請漏れなどで「このままでは、保険証を持たない人が大量に生まれることになる。すでに無保険扱いの人が出ている。解決策は現行の保険証を残すことだ」と訴えました。
 
 伊藤氏は「政府がマイナ保険証に固執するのは財界が要望しているから。財界、アメリカ言いなりの二つのゆがみを正し、今の政治を大本から変えていこう」と力を込めました。
 
 田村氏は、岸田政権が軍備増強の一環で進める、核攻撃も想定した自衛隊基地の強靱(きょうじん)化計画で、九州の中では長崎の計画が最多だと指摘。
 
 「核攻撃でミサイルが落とされれば、どんな惨状になるか、長崎のみなさんが一番よく知っている。その時に自衛隊員だけ生き延びてたたかい続けるという、こんな愚かなことを許してはならない」と述べ、「憲法壊すな、平和な長崎をいつまでもと思われるみなさん。来たるべき選挙では党の議席を大きく伸ばしてください」と訴えました。(しんぶん赤旗 2023年7月23日)