エッセイ

2023新年の挨拶 「増税中止・減税の実現へ」 衆院議員 田村貴昭

田村貴昭 背景無し② 「山が動いた実感があります」。#STOPインボイスを掲げ、ともに活動する声優の団体からメールが届きました。昨年、超党派議員連盟が立ち上がり、野党共闘が前進。与党議員から増税に異論が相次ぎました。
 
 雪が降る日の宣伝は無理かと思っていたら、消費税減税署名に足を止めて応じる人が何人も。「物価が上がって大変」「年金が低すぎ」…岸田首相、この声が聞こえぬか。声を上げ世論を広げてこそ政治は変わる。今年は、大幅賃上げ、増税中止・減税実現の転機の年に。
 
 増税・大軍拡、原発推進にかじを切った岸田政権。勝手に決めるな。総選挙で信を問え。この暴走を打ち破る論戦にいっそう力を尽くします。九州沖縄を拠点に進められる、戦争する国づくり。8県力を合わせ、平和へのたたかいを加速させましょう。
 
 「田村さん、あの時の集いに来られた方が入党しましたよ」。年末、新年にうれしい連絡が。仲間を増やして、一連の選挙勝利へ。今年もがんばります。(しんぶん赤旗 2023年1月6日)

赤旗「水曜随想」 幾千幾万の願いと期待/衆院議員 田村貴昭

随想 ありゃ、言い損なった。ここは反論しないと…。国会質問を終えて速記録を読み返すと、反省しきり。こういう時は恥ずかしくて動画は見られない。人に見てくださいと言っているくせに。一方、主張を政府に認めさせた時などは、心の中でよしっ!とガッツポーズ。国会にきて丸8年。質問はいまだ修業中。まだまだ精進が足らない。
 
 臨時国会では本会議と六つの委員会で11回の質問。予算委員会の基本的質疑にも立った。「テレビが入るときは、絶対に失敗しない。負けないこと」。以前、小池晃書記局長から聞いた言葉を思いだす。プレッシャーを闘志に43分、無我夢中の論戦を終えると、予想を上回る反響で、たくさんの感想が寄せられた。28日 予算委員会の動画はコチラ
 
 「地道な質疑が良い。基本給引き上げ。今のままでは全然足りない。対する当事者意識の欠落した政府答弁。冷たい」「日本共産党は好きじゃないんだが…田村貴昭氏が、インボイスが漫画家等のクリエーターに与える影響について突っ込んでくれているのはとても応援したくなる」「ビシッと言ってくれた。共産党の質問は光っている」等々。
 
 ネット上のカクサンにも驚いた。私の質問を、字幕や関連映像を入れて動画編集してくれる方が次々に。ジャーナリストの工藤剛史さんがツイッターで紹介してくれた動画は、27万回の視聴に。
 
 この場を借りてお礼を申します。みなさん、本当にありがとうございます。
 
 自分もできるだけSNSで発信しよう。そしたら、選挙ドットコムの「国会議員のTwitterランキング」にランクインとの知らせ。いやはや、どうしよう。サボるわけにはいかなくなってしまった。
 
 「病室で国会中継を見ました。『そうだ』とテレビに向かって思わず言っていました。元気が湧いてきました」との感想も。こちらこそ元気をいただきました。
 
 一つの質問の向こうには、幾千、幾万の方々の願いと期待がある。論戦をシビアに振り返り、年明けの通常国会に向けて、パワーアップしなければ。(しんぶん赤旗 2022年12月14日)

赤旗「水曜随想」 本調子に戻して質問へ/衆院議員 田村貴昭

田村議員 小 金曜日。朝起きたら、あれ、声がかすれ気味。午後からだんだんつらくなって、夕方には発声できなくなった。なんということだ。
 
土曜日。急ぎ耳鼻咽喉科へ。「炎症を起こしていますね。静養を」。先生、私は声を出すのが仕事です。なんとか早く冶りませんか。冷静な答えが返ってきた。「一番の治療は声を出さないことです」。そらそうですよね。
 
 幸い、この日は全国地方議員・候補者会議を視聴することになっていたので、喉を一日休めることに。会議では、15人の議員・候補が発言。議会では少数でも、住民とともに行政を動かす数々のドラマ。支部とともに党員・読者、仲間を増やす地道な活動。苦労はつきもの、その先にある確信と明るい表情に胸が熱くなる。
 
 住民の声に、いや声なき声にも応える。私も改めて肝に銘じたい。全国に日本共産党の地方議員は2500人あまり。来年の統一地方選挙で必ず勝利・躍進を。
 
 日曜日。なんとか声が出るようになった。熊本市長選・ますだ牧子候補の応援、福岡市長選・田中しんすけ候補の激励に。こんな声ですみません。持ち時間を短縮してくれた地元の配慮に感謝。
 
 月曜日。北九州市門司区で朝宣伝。喉はいくぶん回復。支部の参加者が演説会の案内や、「しんぶん赤旗」号外の紹介で、代わる代わるマイクを握ってくれた。ガラガラ声助ける同志愛。
 
 先月、インボイスに反対する日比谷野外音楽堂での集会に参加した。司会は「VOICTION」(ボイスとインボイス)の声優2人。さすがプロ。声が通る、滑舌がいい。見えないところですごい努力をされているに違いない。そんなことを思い出しながら、声の大事さ、体調管理の大切さを痛感。早く本調子に戻らねば。
 
 火曜日。この原稿を編集部に送信して、本会議質問へ。うまくいきますように。
 
 読者のみなさん、季節の変わり目、ご自愛ください。(しんぶん赤旗 2022年11月9日)

赤旗「水曜随想」 政府動かす質問どう料理/衆院議員 田村貴昭

obenntou 国会にいるときは基本的に自炊。コメを炊き、味噌(みそ)汁を作り、弁当持参で8年になる。マイペースでやっているので苦にはならないし、食材の購入がまた楽しい。九州各県で道の駅や直売所で珍しい野菜を見つけるとリュックに詰めて東京へ。羽田空港に降り立ったら、構内にある青果店に直行。有機栽培のバナナ、ニンジンが、スーパーで買う通常のものより安いのにびっくり。リュックはパンパンに。
 
 ふと考える。資材高騰のもとでも、農家はおいそれと価格転嫁できないのだよなあ。
 
 過日、おにぎりを作っていると、NHKの朝のニュースに東大の鈴木宣弘先生が登場。
 
 コロナショック、ウクライナ・・・「『お金を出せば食料は輸入できる』は通用しない。国内の食料・農業を守ることこそが防衛の要、それこそが安全保障だ」。
 
 その通り。食料自給率38%、輸入依存、農水省に危機感はあるか。米価下落に無策、「コメ作って飯食えねえ」状況を作り、さらに補助金削減とは、悪循環そのものだ。
 
 昼休み、「しんぶん赤旗」日曜版をパラパラめくりながら、弁当をぱくつく。料理研究家の土井善晴さんが「日々の暮らしは一汁一菜でよい」。うんうん、この言葉にどれだけ励まされるか。まさに、野菜の切れっ端でも、具だくさんの味噌汁はごちそう。一汁一菜プラス一品ならなお上等。
 
 収穫の秋。大地の恵みに感謝。しかしいま、生産者は肥料、飼料、燃油の高騰が死活問題となっている。「牛を売っても餌代にもならない」「この機会に農業をやめてしまおうか…」
 
 臨時国会が開会した。物価高騰対策が重要テーマの一つだ。肥料・飼料・燃料の高騰に政府は思い切った支援を。いまこそ消費税減税、インボイスは中止へ。政府を動かすために、質問作りにかかろう。さてどう料理するか。(しんぶん赤旗 2022年10月5日)

赤旗「水曜随想」 不戦の誓い新たに/衆院議員 田村貴昭

22日 福岡いっせい宣伝 (2)  頭の中をふとあの悲しい旋律が流れる。旅行を楽しむ家族連れ、手をつないで街中を歩くカップル、駅の改札で孫をハグするばあばとじいじ。そんな普通の幸せの光景に、映画「ひまわり」のシーンがオーバーラップする。戦争はあたりまえの日常を切り裂く。
 
 映画「あの日の声を探して」も同時に鑑賞した。1999年の第2次チェチェン紛争下、両親を殺され失意で声を失った少年の物語。ロシア兵が住民を銃殺する映像、青年が軍隊生活の中で、暴力と殺人に抵抗をなくすことに戦慄(せんりつ)を覚えた。戦争は人間が持って生まれた心も改変させてしまう。
 
 市民劇場の例会で、Pカンパニーのミュージカル「はだしのゲン」にも涙した。戦争の犠牲を受けるのは、どこでも罪なき子どもたちだ。地獄を見たゲン。“この戦争は間違っている”との父の言葉を受けつぎ、強い心で生き抜いていく。
 
 筆舌に尽くせぬ悲しみと苦しみを経て、戦争放棄の憲法が制定され75年がたつ。いま国会では改憲勢力が多数を占め、戦争する国づくりが進行している。
 
 戦争の愚かさ、史実と教訓を、今に生きる私たちはいくらでも知ることができる。ならば教訓をくみ尽くし、悲劇を繰り返さないことこそが、今と未来への責務である。なのに、核共有、軍事費倍増、敵基地攻撃…自公政府や補完勢力に学習機能はないのか。安倍氏の国葬は、国家が国民に弔意を強制するもので、“もの言わぬ国民づくり”の一里塚にも思える。
 
 日本世論調査会の「平和世論調査」では、戦争回避策のトップは「平和に向け日本が外交に力を注ぐ」が32%。次いで「戦争放棄を掲げた日本国憲法を順守する」が24%だった。民意と政治の乖離(かいり)は明らかだ。ただしていかねば。
 
 8月も今日で終わる。原発、戦争、憲法、ウクライナ…いろんなことを考え、自分なりに言葉を発し行動した。夏の不戦の誓い新たに、秋のたたかいへ。(しんぶん赤旗 2022年8月31日)