九州各地で7月7日夜から8日朝にかけても激しい雨が降る中、日本共産党の田村貴昭衆院議員、真島省三前衆院議員(衆院九州・沖縄ブロック比例候補)は8日、住宅被害が集中した福岡県久留米市に入り、状況を調査しました。金子睦美、小林解子の両市議が同行しました。
こども食堂などに取り組む「フードバンクくるめ」代表の男性(66)は「ここまでなるとは思わなかった」と語ります。筑後川からあふれた水がひざ下の高さに達し、仮設のトイレが倒れるなどの被害が出ていました。
筑後川下流に位置する同市城島町では、一部で道路が冠水、田が、ため池のようになっていました。筑後川のそばにある食酢製造工場長の男性(55)が工場の前に立ち尽くしていました。「商品や機械を(工場内で)1メートル上に上げましたが、水が引かないため(近づけず)確認できません」「土のうを組んだが意味がなかった。食品工場だから衛生管理にも費用がかかります」と語ります。新型コロナウイルス感染拡大の影響で外食の売り上げがほぼゼロになった影響は大きく、先月半ばから業務用の売り上げが少しずつ増えてきたところを襲った水害に、肩を落としました。
被害状況を聞いた田村氏は「支援対策を国、県に求め、進めていきます」、真島氏は「国・県のグループ補助金、コロナの持続化給付金の上乗せを実現させたい」と話しました。(しんぶん赤旗 2020年7月9日)