台風10号 被災造船所 営業できず 田村・まつざき氏ら調査 鹿児島

 日本共産党台風10号対策本部の田村貴昭事務局長・衆院議員、まつざき真琴対策本部委員(衆院九州・沖縄ブロック比例予定候補)は9月7日、鹿児島市で台風被害を調査しました。
 
 平良行雄県議、竪山清隆市議とともに桜島にフェリーで渡った調査団は、被害を受けた「櫻島造船所」を訪ねました。
 
 取締役・ドック長の福﨑典泰さん(60)が案内しました。船底点検のために陸揚げするレールが桜島の火山灰などの砂灰に埋まってしまい、営業できない状態でした。台風による高潮の影響で、海底の砂灰が浜に打ち上げられたことによるものだと福﨑さん。同様の被害に何十年も悩まされ、その都度、自費でリースした重機で砂灰を除去、敷地内に積み上げてきました。「これだけあれば2、3日、最低20万円はかかる。以前はここまで来ることはなかった」と語りました。
 
 田村氏は「これは災害がもたらした問題です。砂灰の除去に対して、国、県、市に調査と対策を求めていきます」と応じました。
 
 田村、まつざき両氏は同日、奄美群島の同県喜界町に入り、ゴマなどの農業被害を調査しました。(しんぶん赤旗 2020年9月8日)