メーデー 連帯の輪 日本各地で/@北九州 ケアに手厚い政治

北九州メーデー (15) 第92回北九州統一メーデー(実行委員会主催)が5月1日、北九州市小倉北区で開かれました。40団体の450人が参加し、団結を固め合いました。日本共産党の田村貴昭衆院議員が来賓あいさつをしました。
 
 永冨雅生実行委員長(北九州地区労連議長)は、コロナ感染拡大での菅政権の無為無策を批判。総選挙に向け北九州から市民と野党の共闘を広げるよう呼びかけ、「新たな政治を私たちの手に勝ち取る起点となる集会にしよう」と訴えました。
 
 田村氏は、コロナ対策でさまざまな前向きの対策をつくってきた国民と労働者の声、野党の共同の力を強調。高齢者医療窓口負担2倍化や原発再稼働、改憲国民投票法改定を狙う菅政権を倒して政権交代する決意を述べ、「今の政治を一日も早く代えるために力を合わせよう」と語りました。高瀬菜穂子県議と党市議団を紹介しました。
 
 労働争議など各団体の代表が発言。医療者を代表し「ケアに手厚い政治を」と発言した健和会労働組合の女性(45)は、高齢者へのワクチン接種に当たる医療従事者への2回目の接種が終わっていないと対策の遅れを指摘し、「若い従事者は特に強い不安やストレスを感じています。給与が下がれば働き続けられません」と話しました。(しんぶん赤旗 2021年5月2日)