日本共産党の田村貴昭衆院議員、まつざき真琴衆院九州・沖縄ブロック比例(鹿児島2区重複)予定候補は7月30日、鹿児島県の紫尾山系と、吹上浜沖で予定されている、大規模な風力発電の建設計画について、現地調査をしました。
「適地ではない」
紫尾山系では東京の企業3社が、4市1町(出水、伊佐、阿久根、薩摩川内各市、さつま町)にまたがる事業予定地に、165基を設置する計画を進めようとしています。計画に反対する住民団体『紫尾山系の巨大風力発電を考える会』から、紫尾山の地質や、絶滅危惧種のクマタカやツルなど、生態系への影暫について聞き取り、山頂から建設予定地を確認しました。田村議員は「自然環境への影響や活断層の問題もあり、大規模風力発電所の適地ではないことが見て取れた」と語りました。
吹上浜沖の洋上風力発電は、いちき串木野、日置、南さつまの3市にまたがる海域に、東京の企業が最大102基の洋上風力発電を建設する計画です。田村議員らは住民団体「市民の命と暮らしを考える会」と吹上浜から建設予定海域を確認。渡り鳥やウミガメなどの海洋生物への影響や、海流・気流の変化、景観の悪化など、広範囲への影響が予想されると説明を受け、会のメンバーと意見交換をしました。
調査には、日本共産党のたいら行雄県議、中嶋敏子(出水)、井上勝博(薩摩川内)、清水春男(南さつま)、豊留栄子(枕崎)、内園知恵子(南九州)、山口初美(日置)各市議、神野たかし南さつま市議予定候補の他、出水、阿久根、薩摩川内各市の無所属議員7氏も参加しました。(しんぶん赤旗 2021年8月3日)