大雨被害 被災者に募る不安 逃げる暇なく水が 田村貴昭氏ら調査 佐賀・武雄

15日 武雄市豪雨調査 (3) 日本共産党8月豪雨災害対策本部の田村貴昭事務局長(衆院議員)は8月15日、豪雨被害の大きかった佐賀県武雄市に入り、住民をお見舞いし、被害の様子や要望を聞きました。
 
 今田真人県委員長、井上祐輔県議、江原一雄地区委員長(武雄市議)が同行しました。
 
 同市は2年前の8月豪雨でも大きな被害を出したところです。
 
 護岸が崩落した武雄川を調査。護岸から15メートルほどに住んでいる男性(61)は「すごい音がして、確認してみると護岸が崩れていました。護岸と一緒に崩れた電柱がこちらに倒れてこないか心配です」と話しました。
 
 床上15センチまで水がきた女性は「逃げる暇もなく水かさが増し、消防団のボートで近くの公民館まで避難しました。乗用車と軽トラックは水に漬かってだめになった」と肩を落としました。
 
 氾濫した六角川の近くで自動車販売を営む男性(73)は「2年前の豪雨の時は水が来なかったので驚きました」と話しました。
 
 田村氏は訪問後、「武雄市がなぜこれだけの水害がでるのか考えなければいけない。被災された方には国や自治体の制度を積極的に活用してもらうよう議員とも協力して進めていく。補助金や支援制度の拡充も引き続き頑張っていきたい」と話しました。(しんぶん赤旗 2021年8月17日)