日本共産党の小池晃書記局長は9月12日、鹿児島県オンライン演説会で、日本共産党の躍進と市民と野党の共闘で政権交代の実現を訴え、「鹿児島県では比例8万票を。九州沖縄ブロックで2議席以上を勝ち取り、政権交代を」と呼びかけました。(動画はコチラ)
小池氏は、4月の日米首脳会談の共同声明に、鹿児島県西之表市馬毛島への米軍空母艦載機の着陸訓練施設(FCLP)建設が明記されたと指摘。8月に防衛省が公表した施設のイメージ図では、島の東部に大型艦船が接岸できる大規模な係留施設や桟橋が予定されており、空母に改修される「いずも」型護衛艦や米軍の強襲揚陸艦などを運用するため、「島全体を巨大基地とする計画だ」と批判しました。さらに自衛隊が12種類の大規模な訓練施設の建設を計画していることも指摘し、「米国の海兵隊と自衛隊が『殴り込み作戦』の共同訓練基地にしようとしている」と強調。1月の市長選で基地反対の市長が当選したが、「全く民意に耳をかさない。まるで『第二の辺野古』だ」として、総選挙で基地建設断念の声を突き付けようと呼びかけました。
また、川内原発について、「多くの活火山が存在し地震も多い九州で、危険な原発の再稼働などとんでもない」と指摘。「しかも、川内原発は運転開始からもうすぐ40年の老朽原発。再稼働も3号機増設もストップ、川内原発は廃炉に」と力説しました。
小池氏は、沖縄の「命どぅ宝」の心を届けるあかみね政賢議員、質問回数トップクラスの田村貴昭議員、豪雨災害の救援に全力あげる、まじま省三前議員について、「九州・沖縄の命綱の議席を必ず国会に」と力を込めました。
さらに、小選挙区鹿児島2区(比例重複)のまつざき真琴予定候補の、鹿児島県議として4期16年間の抜群の実績を紹介。「幅広い市民から『野党統一候補に』の期待が寄せられている。鹿児島から、女性国会議員をおくろう」と呼びかけ、「そのためにも、『比例は共産党』の大きなうねりが必要だ。共闘勝利で政権交代を実現しよう」と訴えました。
鹿児島の全小選挙区で野党共闘の勝利訴え 小池氏 まつざき氏 2区で必ず
小池氏は、日本共産党のまつざき真琴予定候補を鹿児島2区の野党統一候補に押し上げ、すべての小選挙区で市民と野党の共闘で勝利しようと訴えました。
小池氏は小選挙区鹿児島1区川内博史議員、3区野間たけし議員、4区米永あつこ予定候補を紹介。「鹿児島のすみずみで『比例は共産党』の大運動を起こすことが、共産党が支援する野党統一候補を勝利させる決定打。小選挙区1区から4区の全部で勝利しよう。共産党の躍進と市民と野党の共闘で新しい政治の扉を開こう」と訴えました。(しんぶん赤旗 2021年9月14日)