森林盗伐被害 田村衆院議員が調査 鹿児島・曽於

25日) 曽於市で昨年発生した盗伐の現地調査 (3) 日本共産党の田村貴昭衆院議員は8月25日、鹿児島県曽於(そお)市で起きた森林盗伐被害を調査しました。
 
 盗伐被害があったのは同市末吉町の山林。同市所在の伐採業者が、宮崎県都城市の業者の依頼を受け、昨年11~12月の間に、地権者の合意や市への伐採届なしに樹齢50~60年ほどのスギ、約200本を盗伐したものです。
 
 田村議員は地権者の親族の柿元清さんと、「宮崎県盗伐被害者の会」の海老原裕美会長とともに、現場を訪れました。
 
 市役所では、五位塚剛市長らと懇談。業者に対する指導、対策強化を要望しました。また、討伐被害について警察側が被害届を受理しないケースが多く、市としても告発状を警察署に提出するよう求めました。
 
 田村議員は「宮崎県内で横行している森林盗伐が鹿児島にも波及していると危惧している。被害者の思いを受け止めて調査、対策、警戒を強めてほしい」と語りました。
 
 柿元さんは「第二、第三の被害者を出さないようにしてほしい」と訴えました。徳峰一成党市議が同行しました。
 
 田村議員は五位塚市長と、肥料・飼料高騰、子牛価格下落、サツマイモ基腐(もとぐされ)病の対策についても懇談しました。(しんぶん赤旗 2022年8月30日)