目前に迫った統一地方選に向け、日本共産党鹿児島県委員会は3月18日、鹿児島市内で演説会を開催しました。小池晃書記局長がオンラインで演説し、たいら行雄県議の再選と、6人の市町議候補全員の勝利を訴えました。
田村貴昭衆院議員が応援演説し、たいら県議らが決意表明しました。
小池氏は、敵基地攻撃を行えば報復攻撃を受ける恐れがあり、岸田政権も日本中が戦場になることを想定し、全国約300の自衛隊基地司令部などの地下化を進めようとしていると強調。鹿児島県内では、陸上自衛隊国分駐屯地や、海上自衛隊鹿屋基地など8カ所が対象だと告発しました。
また、敵基地攻撃に使う長射程ミサイルの弾薬庫を日本中に置く計画もあり、大分市の大分分屯地は団地や保育所、小学校に隣接していると告発。「基地や弾薬庫は真っ先に狙われるが、住民の命はどうなるのか。全国にこうした危険を広げるのが敵基地攻撃だ」と批判しました。
6市町予定候補訴え
演説会で、田村貴昭衆院議員は、日米共同訓練で奄美や鹿屋の自衛隊施設が使われるなど「鹿児島の自衛隊基地がいつの間にか米軍と一緒に戦争する態勢に組み込まれつつある」と告発。さらに馬毛島では米軍訓練移転・自衛隊基地建設で、ありとあらゆる訓練が行われようとしているとのべ、「平和な鹿児島を戦争する国づくりの拠点にしてはならない。日本共産党の候補者に、『憲法9条壊すな』『平和を守れ』の願いを込めて必ず勝利させよう」と呼びかけました。
2期目に挑む、たいら行雄県議候補は、党の実績を示し、「県議会の日本共産党の議席は、わずか1議席でも、県民と力を合わせて県政を動かす貴重な議席」「将来の子どもたちのためにも、老朽化した危険な原発を動かし続けてはならない。川内原発の20年延長運転ストップを」と訴えました。
統一地方選後半戦をたたかう、3市3町の6候補が訴えました。(しんぶん赤旗 2023年3月19日)