大規模噴火対策強化を 桜島火山対策協が党に要請

堀内貴志垂水市議会議長(右から3人目)から要望書を受け取る(左へ)田村貴昭衆院議員、仁比聡平参院議員=5日、衆院第2議員会館 鹿児島県の鹿児島市、垂水市、霧島市、鹿屋市の各議会で構成する「桜島火山活動対策議会協議会」は10月5日、国会内で、大規模噴火に備えた対策強化などを日本共産党に要請しました。田村貴昭衆院議員と仁比聡平参院議員が応対しました。
 
 垂水市議会の堀内貴志議長が桜島の状況について、「昨年7月に南岳山頂火口での爆発に伴い、噴火警戒レベルが初めて5に引き上げられた」と説明。降灰等対策や大規模噴火対策など13項目を挙げた要望書を田村、仁比両氏に手渡しました。
 
 懇談では、飼料高騰で大打撃を受けている畜産業に、噴火による降灰でさらなる困難が生まれ、「離農者が増えている」との声も上がりました。
 
 田村氏は、気象庁の合理化の流れを批判するとともに、「噴火に関する緊急速報メールの改善が必要だ」と指摘。火山の専門家の育成についても「文科省に引き続き要求していく」と応じました。(しんぶん赤旗 2023年10月6日)