弾薬庫 詳細答えず 新田原基地を田村貴昭氏調査 宮崎

説明をうける田村衆院議員(左端)と白江候補(右端)=27日、宮崎県新富町 日本共産党の田村貴昭衆院議員や宮崎県委員会のメンバーは5月27日、司令部の地下化など基地の強靱(きょうじん)化が進む航空自衛隊新田原(にゅうたばる)基地(宮崎県新富町)の調査に入り工事の進捗(しんちょく)状況などを確かめました。前屋敷恵美県議、白江好友衆院2区予定候補、県平和委員会の会員が同行しました。
 
 施設の強靱化に関する新田原基地の分の事業額は2023、24年度予算を合わせて約400億円にのぼります。第五航空団司令部の本部庁舎で工事について説明を受け、質疑をおこないました。基地や防衛省などから10人以上が対応しました。
 
 同基地では米軍機の受け入れのため、米軍弾薬庫などがすでに整備されています。しかし調査では弾薬庫の数や内容について、米軍用の新設弾薬庫だけでなく、既存の自衛隊の分についても詳細の回答を避けました。既存の弾薬庫の数や床面積については田村議員へ回答することになりました。
 
 一行は屋上にあがり、大型クレーンなど重機がいくつも工事にあたる様子を実際に見学。弾薬庫の位置や現在の司令部庁舎の隣接地に地下化した庁舎を建設中であることなどが説明されました。(しんぶん赤旗 2024年5月28日)