保険証廃止困る 署名・議会請願ヘスタート集会 福岡でネット/田村議員あいさつ「存続へ尽力」

16日 保険証のこしてネットワーク福岡スタート大集会 (1) 紙の保険証の存続を求め署名や議会請願の運動を広げようと、福岡県内の障害者、医療従事者、女性、弁護士や労働組合など29団体が加盟する「『保険証をのこして』ネットワークふくおか」は6月16日、福岡市内で、スタート集会を開きました。約200人(オンライン視聴含む)が参加し、日本共産党の田村貴昭衆院議員があいさつしました。(田村議員の挨拶動画はコチラ)
 
 田村氏は、制度としての欠陥を指摘し「紙の保険証を残す以外にない。野党共闘も通じて、存続のために力を尽くす」と訴えました。立憲民主党の野田国義参院議員があいさつし、無所属の福地幸子県議が紹介されました。
 
 集会では、11団体の代表が報告。オンライン資格確認システムのトラブルが解消されない問題をめぐる分析などの報告がありました。「軽度外傷性脳損傷(MTBI)患者・家族会」の山下いづみ代表は、患者の多くが高次脳機能障害などにより日常生活もままならず、マイナ保険証に対応できない問題を訴えました。
 
 ジャーナリストの荻原博子氏が招かれ、「保険証が廃止されたら、みんな困ります」と題し講演。ネットワークの運動を激励しました。
 
 参加者全員で「私たちの健康保険証守ろう!必ず」と書かれたカードを掲げ、決意を固め合いました。(しんぶん赤旗 2024年6月18日)